理屈人間ログ

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福山雅治と私

2008年。私が中学1年生の頃。ある日、本屋でよくある分厚い誕生日占いの本を立ち読みしていると、自分の誕生日のページの「この日が誕生日の芸能人」の欄に「福山雅治」という文字を見つけた。

 

*こういうやつ


父の仕事の関係で小学2年生から6年生まで海外に住んでいた私は、日本の芸能界の知識が薄く、そのときは「福山雅治ってどんな人だっけな~」くらいの気持ちだった。
*ちなみに福山雅治は1969年2月6日生まれ、私は1996年2月6日生まれ。覚えやすい。


誕生日が同じと知ってちょっと意識していたこの年、ガリレオシリーズの『容疑者Xの献身』が映画公開。これに合わせて再放送されていたドラマ版の『ガリレオ』にハマり、もちろん『容疑者Xの献身』も映画館で観て号泣。同じ年の10月、東芝液晶テレビREGZA」のCMソングで有名な『想-new love new world-』が発売され、新星堂でCDを購入し、何度も聴いた。

想 -new love new world-

想 -new love new world-

  • 福山 雅治
  • J-Pop
  • ¥255

この頃から、彼の活動を追いかけるのが生活の一部になった。当時はradikoがなかったため、オールナイトニッポンはラジカセでリアタイしていたし、お小遣いのほとんどを、新星堂に売っている古いCDを買い占めるために使った。

 

母の勧めでファンクラブにも加入し、2009年には初めてライブにも参加し、生で歌を聴いて一層好きになった。


2010年のNHK大河ドラマ龍馬伝』で主人公の坂本龍馬役を演じる福山雅治に夢中になり、なんなら坂本龍馬のことまで好きになり、母と2人で龍馬ゆかりの地を巡る京都旅行もした。

 

2012年、高校2年生の夏。ファンクラブ会員限定のライブのチケットが当たり、1人で参戦することに。当日、現地でチケットのQRコードを読み取らせると、なぜかエラーに。何度かチャレンジしてもだめ。そうしていると、スタッフの人にチケットを確認され、「これ昨日のチケットですよ」と言われた。まさかと思って確認すると確かに前日の日付が書いてある。日付を間違えていた恥ずかしさと、目の前まで来たのに入れなかった悲しさで文字通り膝から崩れ落ち、泣きながら母に電話をした。そこからどうやって家に帰ったか覚えていない。チケットが家に届いてから何度も確認したはずなのに、なぜか家族全員、間違えた日付で記憶してしまっていたのだ。この日以来私はチケット恐怖症になってしまい、ライブのチケットの日付を見るとき、異常にドキドキしてしまうようになった。


2013年、大学受験の年。大事な模試や、試験当日の朝には、必ず『それがすべてさ』を繰り返し聴いていた。

それがすべてさ

それがすべてさ

  • 福山 雅治
  • J-Pop
  • ¥255

誰だって何時だってキツイって

そうやって向き合って立ち向かって

さぁ始めよう もう止まらない

もっとドキドキ生きてゆこう

という歌詞が背中を押してくれる気がして、何度も聴いた。
2015年9月28日。この日は大学2年生の必須科目となっていた介護施設での実習があったため、1日スマホの電源を切って実習に勤しんでいた。実習が終わって電源を入れると、LINEやTwitterに大量の通知が来ている。何事かと思い見てみると「福山雅治結婚」のニュース。家族や中高時代の友人から、心配のLINEが来まくっていた。勝手に永遠に独身でいるもんだと思い込んでいたのでかなりショックは受けたけど、「独身だから好きになったんじゃない、クリエイターとしての福山雅治に惚れているんだ」と自分に言い聞かせて、なんとか乗り越えた。
2016年。夫と出会った頃、お互いの好きな音楽の話になり、私ほどではないが彼も福山雅治のベストアルバムを中学生の頃に聴いていたことが判明。これまで同世代で彼の音楽を聴きこんでいる人に会ったことが無かったため凄く嬉しかった。付き合い始めてからライブに一緒に行った際には、「こんなにかっこいいんだね…!」と感動してくれ、自分が褒められたかのように嬉しかった。
2018年、公務員試験の試験直前も、『それがすべてさ』を聴いた。この年に夏の甲子園大会の100回目を記念して作られた『甲子園』も聴いた。

甲子園

甲子園

  • 福山 雅治
  • J-Pop
  • ¥255

9月には『マチネの終わりに』が公開され、クラシックギタリストの蒔野に惚れ、サントラを聴き込んだ。

マチネの終わりに

マチネの終わりに

  • 西谷弘
  • ドラマ
  • ¥2037

 

先日、テレビで『家族になろうよ』を聴いたら、自分が結婚したからなのか、今まで以上に感動してしまった。

家族になろうよ

家族になろうよ

  • 福山 雅治
  • J-Pop
  • ¥255

どれほど深く信じ合っても、わからないこともあるでしょう

その孤独と寄り添い生きることが、愛するということかもしれないから

本当にそうだ。夫のことが大好きでも、いくら話し合ってもわからないことがある。それでも、一緒に生きていくためには、許したり、譲ったり、我慢したりすることが必要で、それが愛するということなんだ。

 

ずっとずっと第一線で活躍し続ける姿を見て、悲しいときや辛いときに力をもらったから、ちっぽけだけど、恩返しの気持ちも込めて応援し続けようと思う。

とりあえず、忙しすぎて体を壊さないように、とにかく元気でいてほしい。ずっとずっとファンです。